よくあるご質問

矯正歯科

矯正治療って何ですか?

矯正治療とは顎の位置や顔の骨、歯の位置を正しい位置にする専門の治療方法です。
歯並びをきれいにするだけでなく、正しい咬み合わせを追求します。

どれくらいの期間、矯正装置を着けているのですか?

装着期間を決定するにはいくつかの要素があります。
不正咬合の状態、歯の健康状況、歯槽骨、年齢等です。本格治療では、だいたい2年間位が目安です。

健康保険で矯正治療は出来ますか?

いいえ、基本的に自費治療です。ただし、外科手術を伴う矯正治療や先天的疾患に起因する矯正治療を始める方は保険矯正治療となります。

歯は抜かなければならないのですか?

精密検査を行った結果、歯を抜かなくても大丈夫であれば歯は抜きません。
しかし、骨格(上顎、下顎)が小さいなどすべての歯を並べる事が無理な場合は歯を抜く事になります。

矯正治療のために健康な歯を抜いても大丈夫ですか?

歯を抜いたとしても治療終了時には隙間は残らず、すべての歯が正しく咬み合いますので問題はありません。
あえて健康な歯を抜くことにより、残りの全ての歯を虫歯や歯周病から守ることが出来ます。

矯正治療は何歳頃に始めた方が良いですか?

年齢というよりも個人の成長発育、歯の生え方によって差があります。 同じ年齢でも、治療開始を待つ子もいれば、すぐに開始する子もいます。
本格的な治療であれば、11歳前後と考えて良いでしょう。しかし、歯を抜かない治療を視野に入れる場合は、9~10歳までに一度相談していただいた方が良いと考えます。

大人でも矯正治療は出来ますか?

矯正治療は子どもだけのものではありません。
子どもの頃に矯正治療を受ける機会がなかった方や以前治療したがあまり効果が得られなかった方など、成人した大人の方でも矯正治療を始める方が増えています。成人の方は特に歯周病の管理を平行していく事が大切になります。

矯正装置の違和感が心配です。

歯の表面に装置がつくので、慣れていただくまで多少違和感があります。
人により口内炎が出来たり、こすれる感覚がありますが、1週間程度でさほど気にならなくなるようです。

矯正治療時に痛みはありますか?

ワイヤーを調整すると調整後2~3日は痛みますが、これは歯が動く時に生じる痛みです。
痛みの度合いには個人差があります。ワイヤーのサイズ変更(太さ・堅さ)を様子を見ながら選んでいきます。

虫歯や歯周病にかかっていても矯正は始められますか?

先に必要な治療を済ませてから、矯正治療を始めます。カリエスリスクが高い場合、より一層のブラッシングが必要となります。

発音・話にくさはありますか?

発音しにくく感じる方もいますが、じきに慣れてくるので心配いりません。

舌癖って何ですか?

唾を飲み込んだり、話すときにベロを歯に押し当てる癖の事です。矯正治療が必要な方、口呼吸の方に多く見受けられる傾向にあります。
歯並びを治すと同時に舌の位置を意識するトレーニングが必要になります。

矯正治療中に気をつけることは何ですか?

装置が付いているので汚れが付着しやすくなります。歯磨きは念入りに行いましょう。
定期的に歯科衛生士による指導を受け、虫歯を作らないようにすることが必要です。低学年のお子様、歯磨きが上手にできないお子様には保護者の仕上げ磨きをお願いします。

食事が取りにくくはないでしょうか?

装置調整後の痛み、不快感などにより、噛みにくさが生じてしまうことがありますが、少しずつ良くなります。食べ物を小さく切って食べるなどしていただくと良いでしょう。

矯正治療中は何を食べてもよいのですか?

キャラメルやグミなど粘着性のあるものは避けて下さい。フランスパンやせんべいなどの固いものは、ちぎって食べるなどかぶりつかない様に工夫しましょう。

矯正治療中、クラブ活動が心配なのですが?

剣道部も柔道部もブラスバンド部も、皆、両立して頑張っています。装置が当たり、痛い時もありますが「ワックス」をつけてしのぐなど、工夫しています。

予約がなかなか取れません。

ごめんなさい。毎日予約可能ですが、平日16:00以降と、土曜日、日曜日は、皆さんが希望されますので、予約が取れにくい状況が続いています。来院時には来月のスケジュールを確認していただき、次の予約を取って帰っていただくとスムーズです。

矯正装置が外れた後の治療はどの様なものになりますか?

矯正装置が外れた後は、2年間保定装置を使い歯列の安定を計ります。
保定装置を使用しないと、再度、凹凸やすき間が出来てしまいます。

矯正治療も医療費控除出来ますか?

はい、出来ます。一般治療の方も、矯正治療の方も、年間10万円以上の医療費は税金の還付、軽減の対象となります。
ご自身で確定申告をお願いします。領収書を大切に保管してください。

矯正治療の途中で転勤になったとき、どうなりますか?

矯正治療は長期間に渡るため、治療途中で通えなくなることもあります。その時は、所属団体の信頼のおける矯正歯科医院の転院先をご紹介致します。
これまでの検査資料、治療内容のすべてを転院先の先生に引き継ぎます。

矯正相談に行ったら、必ず治療を始めなければなりませんか?

いいえ、矯正相談では、矯正治療のご説明と、1枚のレントゲンから考えられる治療のご紹介をします。正確な治療計画をご希望でしたら、次の精密検査と診断に進んでいただきます。診断をお聞きになって、治療をご希望される場合、治療開始の準備に進んでいただきます。

他の歯科医院に紹介されたのですが?

主治医の先生に矯正治療の紹介をしていただいた時には、必ず矯正治療内容の報告をしています。矯正治療中に処置が必要になった時には主治医の先生に依頼するなど連携を取って進めて行きます。

指定自立支援医療機関について教えてください。

口唇裂・口蓋裂や他の先天的異常症候群の場合は、指定自立支援医療機関の指定を受けている医院で治療されると、健康保険で治療ができます。
また、自治体から治療費の補助があります。

顎口腔機能診断施設について教えてください。

顎変形症で外科手術を伴う矯正治療を行う場合は、顎口腔機能診断施設の指定を受けている医院で治療をされると、健康保険で治療ができます。
外科手術に関しては提携病院の口腔外科の先生にご紹介し、術前矯正、術後矯正はこちらで治療を行っていきます。術前矯正を健康保険で治療すれば、外科手術も健康保険で治療が出来ます。

一般歯科

虫歯で行ったのになぜ歯ぐきの検査をするのですか?

歯を支えている歯ぐきの状態がよくなければ虫歯の治療に取りかかれません。歯の根っこの状態を確認するためにレントゲン撮影をする事もあります。

口臭が気になるのですが、治療出来ますか?

口臭の主な原因は、歯垢や歯石、虫歯や歯周病が挙げられます。全身疾患が原因となっているケースもありますが、まずはお口の中をチェックしましょう。歯垢や歯石の除去、虫歯・歯周病の治療によって、口臭を改善させましょう。

口内炎が良く出来るのですが、何に気をつけたら良いですか?

まずは、口の中を清潔に保つこと、歯みがきやうがいを十分に行うことが大切です。洗口剤を利用する事はとても有効です。また、食事をバランスよく食べることも大切です。風邪をひいたり、疲れていたりしている時や季節の変わり目にも気をつけて下さい。

電動歯ブラシを使う方が良いですか?

普通の歯ブラシも電動歯ブラシもブラシの当て方が重要です。どちらが良いとは一概には言えません。特にお子さんには、まず普通の歯ブラシで的確に磨けるように歯みがきの習慣を身につける事が重要だと考えます。

歯ブラシはどの位で交換したら良いですか?

歯ブラシの毛がひらいて、後ろから見て毛先がはみだしてきたら交換です。毛先が拡がった歯ブラシを使うと、汚れがしっかり落ちなかったり、歯肉を痛めたりすることもあります。1か月に1本ぐらいを目安に交換すると良いでしょう。

子どもでも歯周病になりますか?

歯周病は中高齢者に多い病気ですが、最近では小中学生でも歯周病にかかっている子どもが増えています。年齢を問わず、毎日正しい歯みがきを続けて予防を心がけることが大切です。

フッ素塗布をしたらもう虫歯にはなりませんか?

虫歯になりにくくすることはできますが、フッ素はあくまでも補助的なものなので、普段の歯みがきが虫歯予防では一番大切です。フッ素は魚や海草、お茶など普段私たちが食べている食べ物にも含まれていますし、よく咬んで唾液を出す事も有効です。